震災メモリアルパーク中の浜(12月25日放送)

東日本大震災の津波で全壊したキャンプ場の跡地に造られた公園で、震災の記憶を後世に伝えるガイド事業を本格的に始めた「震災メモリアルパーク中の浜」をご紹介します。

「震災メモリアルパーク中の浜」では壊れたトイレや炊事場等をそのまま残しています。直径40センチのコンクリート柱が折れていたり、鉄筋がむき出しになっています。津波の威力が感じられます。前の状況と比べながら、案内していただきました。説明がなかったら元の姿はとても想像できませんでした。

少し奥に進むと、展示広場が広がっています。津波の脅威のみならず、被災地への支援、復興に向けての歩みなどについて紹介しています。

展望の丘というエリアです。ここに立って海を望むと、目線がここを襲った津波の高さになるよう設計されています。またこの丘は、震災がれきを再生した資材によって造られているそうです。

この他にパークでは、かつてのキャンプ場が緑豊かな森の中にあったことから、震災前のような豊かな森を取り戻すため、植樹などの取り組みもしているということです。犠牲者が出なかった場所ということで、震災後も残せることを利用し、ぜひ訪れてほしいと松本さんはおっしゃっていました。松本さん、ありがとうございました。

「震災メモリアルパーク中の浜」 予約・お問い合わせ
・電話 休暇村陸中宮古 0193-62-9911
・料金 10人まで基本料金6,000円 11人以上は1人増えるごとに100円加算