宮古市田老地区の「学ぶ防災 田老」をご紹介します。
東日本大震災の影響で甚大な影響が出た田老地区の現状を、実際に防潮堤に上がってガイドの案内により直接伝えることで、話を聞いた方が防災意識を高めていただくことを目的としています。
ガイドの元田久美子さん
所要時間は30分から1時間。防潮堤のみの案内、もしくは被災した「たろう観光ホテル」から撮影した津波の映像の上映まで、という内容です。
震災から3年半が過ぎ、被災地は復興に向けての整備のため、あたりは重機やダンプの行きかう様子が目につきます。しかし、ここは、元は隙間がないくらい密集した民家の建っていたところ。がれきを撤去して整地されたその姿からは想像できませんでした。
実際に防潮堤に上がって、元田さんから説明を聞きました。真夜中であっても避難できるよう足元を照らす役割をする太陽光パネル。
次に、被災した「たろう観光ホテル」へ移動しました。津波が壁をぶち抜いて、枠組みだけになったその姿はテレビで見るのとは違い、思わず「ひどい・・・」と声が出てしまいました。
この後、元役場の総合事務所で、たろう観光ホテル社長の松本さんがホテルからビデオで撮ったという津波の映像を見せていただきました。メディアには非公開の映像で、ここに来た方だけに見てほしいとのことです。そして、震災を忘れず、防災意識を高めていただきたいと、元田さんはおっしゃっていました。
元田さん、ありがとうございました。
「学ぶ防災 田老」 予約・お問い合わせ
・電話 0193-77-3305
・携帯 080-5739-6423
・料金 ガイド1名で4,000円(復興支援協力金)