今回は「民宿 六大工」でお話を伺いしました。
すぐ目の前が海という大槌町安堵地区で漁師民宿を営んでいたが、東日本大震災の津波被害により建物は全て流されてしまい、当時の物は何も残ってはいない。
同じ場所での民宿再建を目指したが、安堵は家を建ててはならない地区に指定されており同所での再建は現実的に難しかった。
しかしながら、大槌を離れないぞという強い念いにより、安堵から車で10分ほど山側に離れた大ヶ口地区に2013年4月、「民宿 六大工」を再建。漁師民宿という強みを活かし、ホタテやワカメ、牡蠣、鮭などの海の幸をメインに、美味い食事を提供。復興関連の仕事で長期滞在している客や、観光客など、広く対応している。
お盆に墓参りに帰ってくる方々が、今までは仮設住宅では狭くて泊まることもできなかったし、家も流されている場所もなかったけれども、六大工に泊まってゆっくりと墓参りができたという話が出てきて、今の大槌の現状、印象的な部分でした。
民宿 六大工
岩手県上閉伊郡大槌町大ヶ口1-21-23
電話 0193-42-4036