- 開催日
- 平成24年12月15日
- 場所
- 田中利見議長宅にて
- 審議対象番組
- 「天台寺 寂聴あおぞら説法」
カシオペアFM平成24年12月番組審議会が、平成24年12月15日(土曜日) 田中委員長宅にて行われました。
出席委員の氏名:田中利見氏、菅原孝平氏、阿部秀子氏、阿部由佳氏、竹花裕子氏
放送局事業者側出席者:三澤芳光理事長、中田勇司副理事長、小舘秀樹(パーソナリティー)
今回は、「天台寺 寂聴あおぞら説法」(フクタ石材提供)という番組について審議していただきました。
○=番組審議委員
●=放送局事業者
●この番組はフクタ石材の提供です。瀬戸内寂聴さんが、天台寺であおぞら説法を行った際の法話を書籍として出版したものを、ご本人の許可を得て朗読しリスナーにお伝えする番組です。長寿番組であり、すでに数年間放送を続けております。
○今回、審議用にたまたま聞いた回がそうだったということではあるのだろうが、人生相談的なものを投げかけられ、その相談の部分だけの朗読で終わってしまっている。これではリスナーには、もやもやとした気持ちが残る。 時間の関係で次回に続くのだろうが、もう少し1話1話の中で設問から返答まで完結した方がよいのでは?
○いや、逆に、説法ということで問題提起をしたのだろうから、次回放送まで色々と考えていただく時間を取ったのだろう。ただし、次回の放送はこの設問に対しての寂聴さんの答えですといったような繋ぎの言葉が欲しい。
○無理に従来のペースを崩してまで早めて読む必要はないが、次回が楽しみですね的なヒキの言葉は欲しい。
○ヒキを使ったのであれば、次回には、前回放送時のあらすじはこうでした的なものも欲しい。
●次回まで待つというのもあるのだろうが、質問があったら、答えまでその回で聞きたいでしょうから、その回で上手く納める工夫も必要でした。
○1話ではなくシリーズもので編集するのであれば、答えは次回的な、リスナーにシリーズで次回もあるのだと理解させるナレーション部分も必要。
●なるほど、いろいろとご指摘ありがとうございます。たまたまこの回はこういった構成になったのかもしれませんが、聞き手にすんなり伝わるというところまでの思いやりが薄かったのかもしれません。
○ラジオにおける朗読というものは難しいということが、冷静になって聞いてみると改めて判る、良い事例ともいえる。
●今回はたまたまこういう回だったのかもしれませんが、審議会としても番組内容について議論するいい素材を挙げられたと思います。
○とはいえ、内容は良いものなので、長寿番組というのも頷ける。今は道徳の時間やお年寄りと接する機会などが少なく、社会のルールを聞く時間が少なくなっていると感じているので、こんな話を番組にして頂くことが、大人も含む地域社会に役立つと思った。
○長寿番組ということであれば、読み手は朗読番組として捉えているのかもしれない。ただ、毎回毎回初めて聞くという人もいるのだから、起承転結をその回で完結する編集は必要なのではないか。
また、ちょっとした感想をお寄せください、というリスナーへの呼びかけ部分が欲しい。リスナーの感想の回があってもいいだろう。
○長寿番組や人気番組であれば、内容とは別の話として、番組表の欄外への注釈や強調文字などでのアピールも欲しい。また、チラシを作るときに、裏面で葉書イメージを印刷して、それをリクエスト葉書として使っていただくということもいいかもしれない。
○番組構成について皆様から良い意見を頂いた。スポンサーの意向という部分もあろうかと思うので、これからはそれらを番組作りに反映して欲しい。
【番組審議委員】
委員長:田中利見
委員:寺崎信雄 菅原孝平 阿部由佳 阿部秀子 竹花裕子 小松務