特定非営利活動法人カシオペア市民情報ネットワーク カシオペアFM 令和元年12月番組審議会が、令和元年12月11日(水曜日)に開催されました。
出席委員の氏名 田中利見氏、小松務氏、菅原孝平氏、柴田徹氏
放送局事業者側出席者 中田勇司 高下タカヒロ
今回は「カシオペア連邦 いいね!発見!」という番組について審議していただきました。
〇番組審議委員
●放送局事業者
●この番組は、二戸市、一戸町、軽米町、九戸村、そして旧浄法寺町を含めたカシオペア地域の食やイベント、観光スポットなど「いいね!」といえる魅力を発信する番組です。担当はカシオペアFM田中知明です。今回は一戸町の「萬代館」について取り上げました。
〇それでは「カシオペア連邦 いいね!発見!」について皆さんからご意見を自由にお願いしたい
〇番組の冒頭でカシオペア連邦についての説明がきちんとされており、説明として丁寧さを感じた。取材のブロックと原稿読みのブロックがあるが、どちらもきっちりと仕上げられており、番組としてテンポの良さを感じた。
〇今回は一戸町の「萬代館」という地元のものがテーマだった。地域のものを扱う番組なので非常に興味深い。一戸町外の方に向けての話し方をしていたが、一戸町内に住む方々も知らない情報があったと思うので内容が良い番組だと思う。
〇「萬代館」の視点から一戸町の歴史についても上手に伝えていた。今回インタビューに答えていただいた関係者の方の当事者としての語りが印象的だった。その語りを引き出すメインパーソナリティーの田中氏の進行が良かった。今後も進行のレベルアップに期待する。田中氏の声質はハキハキとした高音で高齢者に聞きやすいので内容が分かりやすかった。聞いてもらう、伝えるという気持ちで喋り方を勉強するのは他のパーソナリティーも取り組むべき課題だ。
〇編集の面では唯一BGMの使い方が気になった。所によってはBGMの音量が大きく邪魔と感じてしまう瞬間もあった。音の使い方を工夫するとより効果的に内容が活きる。
〇地域の情報を共有することができるコミュニティ的な番組だが、見方を変えると他の地域に向けてカシオペア地域の魅力を発信するコンテンツであると考えられる。もちろん、他の地域にだけ向けた内容を作るのではなく、地域住民の方々を第一に考えた上で今後もしっかりと番組を作ってほしい。
〇 一戸町の歴史を振り返る場面で「鉄道の町 一戸」と表現していた。これについては、なぜ一戸町が鉄道の町と呼ばれるのか分かる人と分からない人がいる。ある程度の年齢以上のリスナーはすんなりと受け入れることができる表現だが、若い世代のリスナーには馴染みが無い表現と感じる。
〇田中氏に限らず、FMスタッフの間でも「地方のコミュニティFMだけどプロ意識を持つ」と共通して考えてほしい。
●貴重なご意見、ありがとうございます。しっかりと番組づくりに活かしてまいります。