特定非営利活動法人カシオペア市民情報ネットワーク カシオペアFM 平成25年08月番組審議会が、平成25年08月23日(金) カシオペアFM事務所にて開催されました。
出席委員の氏名 田中利見氏、菅原孝平氏、小松務氏、柴田徹氏
放送局事業者側出席者:中田勇司、小舘秀樹
今回は、 「三陸さ、あべ!」という番組について審議していただきました。
○:番組審議委員
●:放送局事業者
● 今回ご審議いただくのは、カシオペアFMがドコモ東北復興新生支援室と協力して、岩手県沿岸部の状況や、おすすめのお店・イベントなどを内陸に紹介し三陸の観光復興を応援する、ドコモ東北復興応援番組「三陸さ、あべ!」という番組です。
○ こういう類の趣旨とてもよいと思います。被災地としては、忘れられることが一番怖い!
○ 企画はとても良い。今回番組に登場した浄土ヶ浜遊覧船事業部長・佐々木さんの、津波を受けて人の造ったものは壊れたけれど、自然は変わらないという話も印象的だった。
○ ウミネコの様子や浄土ヶ浜の風景や色彩など、情景描写が入れば尚良い。
○ 浄土ヶ浜はどんなところなのかという説明が欲しい。行っていない人は情景が判らないのではないか。
○ 遊覧船上でのインタビュー、シチュエーションは良いが、遊覧船ガイドなど周りの音量と、レポーターによる対談との音量のバランスを工夫する必要がある。指向性のあるレコーダーやマイクなど、音に関する工夫をしなければならない。
○ 結果、レポーターの声が小さくなってしまっている。また、会話のやりとりも、もう少しポイントを押さえて質問形式にしたほうがきれいにまとめられたのではないだろうか。
○ レポート部分は船上ではなく陸上で収録した方が良かったかもしれない。事前に話を録るなどして、後から編集で船上の音に被せるなど。
○ 航行している遊覧船上で風切音を入れないように音を録るという、技術的に難しい事にチャレンジしている。その意気は良いのだが、事前のもっと詳細な打合せや下見が必要かもしれない。とはいえ番組を一人で作っているのでは難しいところもあるだろう。FMスタッフが少人数ということは承知しているが、複数人のチームによる収録制作態勢も検討していかなければならないのではないか。
○ 津波に備え船を外洋に出して助けた話は、実際にその時何が起こっていたのかを伝えてもらえる内容として良かった。この他にも、ボランティア活動で活動している、活動していた人たちの証言も取り上げたい。
○ 被災地の話は、色々な面から取り上げたい。今後も継続した番組作りを望む。
● 今後も良い企画、良い番組を作っていくよう努力します。