平成22年2月番組審議会

開催日
平成22年2月17日
場所
カシオペアメッセなにゃーと内サークルルーム
審議対象番組
「九戸城の譜」

特定非営利活動法人カシオペア市民情報ネットワークカシオペアFM平成22年2月番組審議会が、平成22年2月17日(水曜日)午後19時からなにゃーとサークルルームで開催されました。

出席委員の氏名:田中利見氏、竹花裕子氏、国香よう子氏、小松務氏
放送局事業者側出席者:三澤芳光、中田勇司、中村誠、村上千歳

今回は「九戸城の譜」(毎週月曜日午前11:30~11:50分)という番組について審議していただいた。

○=番組審議委員
●=放送局事業者


○聞き始めたら急にお城のレポートであれ?っと思った。お城のことをイメージしていたらその後「天を衝く」の朗読が始まり面白く聞きました。BGMも良く合い、雰囲気を出していた。

●パーソナリティーの宮野さんは、実際お城の跡に足を運びそこで感じること、見えることをレポートしている。そのことでラジオならではのイメージにて想像できることがかえって楽しいのかもしれない。

○毎回聞いている人は楽しみにしていると思います。

○現場の様子を伝える内容がよいと思った。高橋克彦さんの「天を衝く」は素晴らしい小説であるが、読み手がもう少し顔の表情とか風景の感じを伝えるともっとよいと思った。川守田の様子も情景が見えるように伝えられると良かった。足元がぬかっていて滑るとか、凍っていて立っていられないとか、具体的な情景を伝えるとよいと思った。病院で入院している人が聞いたら、実際そこに立っているような気になるのではないかと思う。

○想像にも限度があり、九戸政実に関する歴史を知らない人はあまり分からないのではないかと思った。また、もう少し解説があることで理解されやすくなると思う。テレビと違い映像がないため情報量が限られている、そこで歴史のエピソードなども入れてみることも面白いと思う。それから、現代に生きる城主の子孫を訪ね、お話をお聞きすることもあると思う。また、各地に出向く中での土地の食べ物などもレポートすると面白い。

○そうするともっと広がりが出ますね。20分ではもったいないですね。

○毎回番組を聞けない人で飛び飛びに聞いたとしても、聞いているうちに繋がってくることもある。中村誠さんが制作した田中館愛橘先生や蛇沼さんの番組も毎回聞くことはできなくても大変興味深く印象に残っている。また、九戸城ボランティアガイドの方にも登場いただき案内してもらうということも考えられる。案内の中でどこを強調して伝えるようにしているとか話してもらうことも面白い。

○短く毎週か、一回で長くやったほうがいいのかはあるかと思うが、朗読が主であると思うが、これからはお城を紹介しながらのフィールドワークの視点でレポートしたほうがよい。

○朗読部分をCDにしたらよい。

●この朗読は、高橋先生に了解を得て朗読を行っておりますが、CDでの発売となるとまた難しいと思う。

○九戸城のことに興味がある人は、地名がいろいろと出てくることで興味が湧いてくることもあるのでダイジェスト版を作る方法もある。

○確かに研究家の方が参加してのダイジェスト版を作ることも価値がある。聞いていてお城の取材が入っていることで情景が浮かんでよい。朗読部分にはこれまでのあらすじを言ってもらいたい。

○地域の昔の歴史を教えてくれるような親は少ない。そういう意味でも良い番組である。

●本日頂いた意見をスタッフに伝え、改善を図りたい。

その他として次の意見を伺った。番組製作における点にて参考にさせていただくこととした

○アナウンサーのトーンが低いので少し、高めのキーで話すようにしてもらいたい。

○パーソナリティーそれぞれの個性が感じられない。もう少し個性的で、オリジナリティーがあっても良い。

○もっと提供番組を作るべきである。

【番組審議委員】

委員長:田中利見
委員:寺崎信雄 国香よう子 阿部由佳 阿部秀子 竹花裕子 小松務